知らなきゃ恥ずかしい?パチンコの大当たり確率について

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恥ずかしい

あなたの認識は間違っている?

パチンコ屋で働いていた時に、こんな文句をよく言われていました。

「もう1000回も回してるのに当たりなしだよ!壊れてるんじゃないの?」

「300ハマってるんだけどこれ甘デジじゃないの?」

「朝から3回連続天井なんだけど何かやってんじゃないの!?」

こんな感じの話を割とお怒りの口調で言われます。結構本気で言ってくるんです。

文句言いたいだけレベルじゃないんです。

もうね

正直アホとしか言いようがありません。

身に覚えのある方は恥ずかしいのでやめましょうw

そりゃそうだよ、当たらない事もあるよ。

大当たり確率1/99だとして、99回転回せば当たる?

ノンノン。

そんなことありません。

同様に1/318だとして、318回転回しても必ず当たるとは言えません。

先に言っておきますが、”〇〇回転も回したのに当たらない!

などという認識の方はかなり間違ってます。

今すぐ忘れましょう。

 

パチンコの抽選方法

まずはパチンコの抽選について説明します。

ここでは羽モノなどの特殊スペックは除外します。

通常、パチンコの抽選はヘソ(スタートチャッカー)に球が入ることで

抽選が開始されます。

抽選はランダムにされており、ヘソに入った玉が内部のセンサーを通ったタイミングで

その抽選が当選か否かを決定しています。

 

ちょっと小難しいので、よくある抽選箱をイメージしてください。


抽選用品 抽選箱(黒色・無地)

こんな箱ですw

これが抽選機です。

例えば大当たり確率1/100とすると、今この箱の中に99個の赤いボールと

1個の白いボールが入っています。

全部で100個の玉が入っていますが、白い玉のみ当たりです。

スタートチャッカーにパチンコ玉が入る度に、あなたはこの抽選箱から

たった一つだけの玉を取り出します。

当たりでしょうか?ハズレでしょうか?

99%は外れます。

そして当否を確認したら、今取った玉はまた抽選箱に戻します。

分母の個数は毎回不変なのです。

そして次にまた100個の中から玉を1つ引くのです。

大当たり抽選とはこの繰り返しです。

実際に機械の中でされている計算の分母は65536とかになります。

分子も数百個ですが、約分されるだけで確率は変わりません。

この1/100の当たりをあなたは何回目で引けますか?

わかりませんよね?エスパーなら別ですけどw

パチンコも同じです。

1回目で引くこともあれば、1000回やっても引けないこともあります。

何なら10000回やっても引けないかも知れません。

そんなことないありえない?自分には起きないと思う?

そう思うならパチンコに向いてないのでやめましょう。

 

お楽しみ

スロットの抽選方法

スロットもノーマル機と呼ばれるものは基本的には同じ抽選方法になります。

ジャグラーとかハナビとかその辺ですね。

AT機やART機で純ボーナスを搭載してないものは少し複雑な抽選になってます。

子役を引いて内部状態上げて、状態いい時にまた子役引いて色んな抽選して・・・

みたいな感じです。

一発で当否が決まらない抽選が多いですね。

一発で決まるのはGODみたいなプレミアムフラグのみです。

それこそ8/65536ですけどね。

なかなか引けない訳です。

なので、ノーマル機でも1000ハマりとか普通に起きます。

AT機なんてもっと簡単にハマります。

なので、自分は当たる!などとと思わない方が賢明です。

天井を除けば、当たったらラッキーなのですよ。

 

〇〇回転までに当たる確率

では具体的に〇〇回転までに当たる確率を見てみましょう。

計算には方程式があります。

大当たり確率1/XでY回転までに当たる確率を求めるとすると

計算式は” 1 – ( 1 – 1/X )^Y ”となります。

実際に1/99を100回転回した場合で計算をしてみます。

1 – ( 1 – 1/99 )^100 です。ちなみにこの”^“はべき乗です。

計算結果は0.6376835…….となると思います。

パーセンテージに直すと約64%です。

毎回計算するのも手間なので、1/Xの確率で当たる機種をX回転まで回したときは

約60%確率で当たりを引けると覚えておけばOKです。

 

6割は当たると捉えるのか、4割は当たらないと捉えるのかそれぞれですが

この確率には他人の試行回数は含まれません。

どういう事かというと、前の人が99回転回していてあなたが続きを打つとして

合計100回転だからあなたの1回転に約64%の期待値がある訳ではないという事です。

1回転当たりの大当たり期待値は” 1 – ( 1 – 1/99 )^100 “となり

0.01010101…です。約1%ですね。

これはいつ打ち始めても変わりません。

 

この辺をよく理解していない人たちがハマり台を好んだり

他人と合わせて1000回転ハマった!とか騒ぐ訳です。

アホかと。いや、アホなのか。

目安に記載しておきますが

1/99で1000回ハマる確率はおよそ0.1%。1000人に1人はいる計算ですね。

ミドル機の1/318で1000回ハマりは約4%、2000ハマりは0.2%。

今はもうほぼないですがMAX機の1/399で1000ハマりは約8%、2000ハマりは0.7%。

こうしてみると結構起こりえるんです。

メジャーなミドル機の1000ハマりは100人打ってたら4人は出る計算です。

25人に1人です。わんさかいますわな。

 

疑問

確率は収束するのか?

さて、続いては確率は収束するのか?という話に関してです。

結果から言うと収束します。当たり前ですが。

私がまだパチンコ店で働いていたころ、趣味でパチンコ台の初当たり確率や

スロットの設定別大当たり確率、それぞれの出率などを集計していました。

不思議なもので、そのデータによると長期で見るとジワジワと収束して行ってました。

長期で見ると。

なので、当然ながら単日で収束することなんてほとんどありません。

同じ設定・同じ釘の台を3か月間毎日打ち続けてようやく公表値に近づいてくる感じです。

なので収束を期待して打つのはある意味合っていて、大いに間違いです。

そろそろ確率が収束すると思うんだよね~とか言ってるのを聞くと

アホなの?って思います。

いや、アホだったわw

そんな簡単に収束しないので期待しないことです。

 

最後に

ここまで読んでくださったなら、賢明な人は気付いていると思いますが

パチンコ・スロットは確率を考えると、自分が当たる(勝てる)事に大きな期待をして

打つものではないのです。

上で述べた確率の収束に関して言えば、毎日ぐるぐる回るパチンコ台や

毎日設定4以上の台を何か月も連続で打てると思いますか?

答えはNoです。

別記事でちょろっと記載しましたが、毎日チェックして変えてますから無理です。

そうすると打ちに行く回数が増えれば増えるほど負ける設定の台を打つ可能性が高まり

回数を重ねれば重ねるほどに確率が収束して負ける事になります。

97%くらいの人がそうです。

ですので、打ちに行くのは遊びという気持ちを忘れない事と

当たらなくても怒らない。当たったら台に感謝する。

これ大事。間違っても防犯カメラに感謝しないようにw

これを徹底していきましょう。

 

以上、店員の時に受けたアホなクレームの憂さ晴らしでしたw

なぜ勝てないかはこちらを読んでください。

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今回は釘や設定の部分を記事にしようと思います。 ユーザーとしても、働くにしてもどうなってるのか気になる部分ですよね。 ついでに遠隔についても少し触れようかと思います。 前置き 予算実績管理 釘や設定の事を考えるにあたり、前置きになりますが ...

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